今朝のTVで、バレリーナの森下洋子さんがトークされていました。
3歳からバレエを始めて、69年間、一度もレッスンを休んだことはなく、飛行機の中でさえ、次の公演に備えておられたそうです。
レッスンを始められたのは、身体が弱く、医師の勧めだったそう。
バレエに出会って、のめり込んでしまって、両親は、もうバレエと結婚させたような気持ちで広島から東京に送り出してくださったということですが、ご本人は練習ができることが嬉しくてホームシックにもかからなかったと。
意外だったのは、ご本人は不器用で、すぐに先生から言われたことができない。だから「いつかできるようになる」と信じて練習していたら本当に「できた!」という実感をつかめるようになってきたんだ、というお話。
ピアノもそうだけどバレエも、観客の前で自分が納得して表現できるまで、どこまで準備できるか、そして、その精神性が問われるもの なんだなあということをまた深く言ってもらった気がしました。
「真善美」という言葉を、「まこと」を行為によって表すーすなわち全ては行動することだ、と言っておられたことが心に残りました。
現在71歳で、バレリーナとして現役、というのはとにかく凄いことです!
佇まいの美しさに憧れてしまいました。