昨日、レナード・バーンスタインの「ヤングピープルズコンサート」のDVD1巻を全部試聴した、と思っていたら勘違いで、1枚づつの半分だけだったことに気が付きました。(恐るべし15時間!)

気づいて良かったです☺️

マーラーの生誕100年を記念して、マーラーの特集をされていましたが、マーラーに東洋風ともいえるメロディも内在され、今まで積み上げられたクラシック音楽の、考えられるあらゆる要素を取り込もうとしている所、とか 言葉を音楽に取り入れたいがオペラは作らなかった、子どものような部分と成熟した部分、天国的な部分と死を予感させる部分、など様々な矛盾を孕んでいるように分析できること、などのお話があり、何より、マーラーはここニューヨーク・フィルの指揮者だったのですね。

また、ストラヴィンスキーも取り上げられましたが、1971年没のストラヴインスキーは、このコンサートの時はご存命で、ボストンにお住まいだ、とバーンスタインは言っていました。

ショスタコーヴィッチにも迫る会もあり、(この時まだ50歳代!)作曲家が生きた時代とそこまで違わない時代に、クラシック音楽をどう捉えるか、どう発展させていけばいいのか、という提示は凄いことだったと思います。(トスカニーニやフルトヴェングラー、カラヤンなどの指揮者とも同時代な訳ですものね)

また、バーンスタインの演奏家に対する考え方には、人種などの偏見もないし、若いこれからの演奏家を積極的に育てたい、という視点が明確だし、音楽のジャンルも、「いいものはいい」という(ビートルズの“and I love her”を弾き歌いして、聴衆は大喜びでした!)その辺りも共感できました。

「日本から指揮を勉強に来ています」と、小澤征爾さんを紹介されて、小澤征爾はモーツアルトの序曲「フィガロの結婚」を振りました。

とっても若くてびっくり!でも堂々とした指揮振りでした。 
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「ソナタ 形式とは?」「メロディ(旋律)とは?」「協奏曲とは?」「印象主義とは?」次々と難しいテーマに関わらず、小学生もたくさんいる会場で、その小学生さんたちが真剣にステージを見つめている姿がすごかったです。

明日もまた聴き続けますが、3巻全部は無理です。

でも、その方がいいですね。楽しんで聴いていきます。IMG_1481